Creation

プリウス、発進。

<概要>
「トヨタ プリウス 2012年モデル」をモデリングし、Pythonを使いアニメーション動作を追加しました。動画やChatGPTを参考に、モデリングした車がゆっくり 走るように調整しました。

<プログラミングについて>
各タイヤを最初の文で指定し、1フレームごと5ラジアン回転するよう命令しています。 ファイル容量や出力時間の都合上、コードと違い出力した動画は99フレームになっています。 また、床部分をタイヤの回転する反時計回りに合わせて移動させることにより、自然な走行になるようにしました。

<制作における工夫点・解説>

  • 立体感
    のっぺりせず滑らかになるよう、細分化し点の数を増やし調整しました。モディファイアーの細分化を行うとメッシュの端まで丸くなってしまうため、スムーズシェードにより滑らかにしました。
  • ガラス、ミラー部分
    車のガラスは薄暗く通過し中が見えるようマテリアルの粗さを低く、伝播を高くしています。ミラー部分は反射するよう粗さをゼロにし、メタリックを最大にしました。
  • タイヤ、ホイール
    タイヤやホイール部分は複雑な凹凸をしており、どちらもいくつかの動画を参考に作成しました。複雑ですが規則性があるため、反復するよう作成し効率化しました。

  • 床はアスファルトになっています。地形に合わせ隆起するよう、導入したテクスチャにディスプレイスメントとバンプを使用しました。Poly Havenというサイトからダウンロードしました。床の解像度が少し悪いのですが、これは細分化することで解消されます。提出容量や書き出し時間の関係上、これが限界でした。
  • 背景
    レンダリング時には空が表示されます。これも上記サイトからダウンロードし、ワールドプロパティのサーフェスより設定しました。
  • 給油口
    給油口は左部のみに作成してあります。車はほぼ左右対称のため、一度ミラーを使用してすべて作成し、その後適用(ミラー解除)することで非対称部分のみ変更するようにしました。

  • <感想>
    基礎を踏まえた応用の講義内で制作したため、時間をかけクオリティが何十倍も高いものを制作しようという目標を最初に立てました。
    そこで車をモデルに選んだのですが、想像以上に難しく、制作は難航しました。基礎の時より曲線や凹凸も多く、点や面の数も増えたことが一番の原因です。
    また、アニメーションや鏡面、ガラス、テクスチャといった初めてのものに多く挑戦しました。
    一から理解するため日本だけでなく海外含め様々な動画を視聴しました。
    特に苦労したのはプログラミングです。「車をPythonで動かす」というピンポイントな解説動画は無かった為、ウェブサイトやChatGPTのコードを掛け合わせ、 後から見ても分かりやすいようシンプルにプログラミングしました。
    総じて、私にとって満足のいく作品になったと思います。編集モードにすると粗さが目立つので、これを規則正しく美しくすることが課題です。
    達成には、ショートカットキーや機能を把握することが大切だと思います。これは時間短縮にも繋がります。
    これからも多くの解説動画を視聴しモデリングすることにより技術を向上させたいです。

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